医療現場の「今、知りたい」に応える「Mydodes(マイドーデス)」
~医療情報の交通整理で現場の課題を解決に導き、信頼を積み重ねる~
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アルフレッサ(株)医薬営業統括本部
東海営業本部 愛知第一営業部 名古屋西支店 営業1課
MS※1の林 留奈さん
アルフレッサグループは、地域医療を支える社会インフラとして、医薬品等の安定供給に取り組んでいます。医療用医薬品等卸売事業を行うアルフレッサ(株)において、製薬企業と医療機関の間に立ち、医療用医薬品等の販売、情報提供等、マーケティングの中心的な役割を果たしているのが、医薬品等の卸売業における専門知識を持った営業職であるMSです。MSは、医療現場の多様なニーズに応えるため、医薬品等の安定供給に加え、デジタル技術を活用したさまざまなプロダクトやサービスを提案し、病院や診療所の医師・薬局の薬剤師・製薬企業のMR※2等を結び、現場で必要とされる情報を適切なタイミングでお届けします。
アルフレッサ(株)は、医師の働き方改革(時間外労働の上限規制など)と、質と安全が確保された医療を持続的に患者様へ提供するという社会課題をデジタルで支えるべく、医師とMRをオンラインでつなぐコミュニケーションツール「Mydodes(マイドーデス)」を2021年にリリースしました。現場のユーザーの声を取り入れた改善を続け、「Mydodes」は2026年3月にサービス開始5周年を迎えます。
- ※1 MS:Marketing Specialistの略。医薬品等卸売会社に所属し、営業職で、医療機関等に対して、医薬品等の安定供給や情報提供を担う
- ※2 MR:Medical Representativeの略。製薬会社などに所属し、医療関係者に自社製品の有効性や安全性に関する情報を提供する医薬情報担当者
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医師とMR限定の連絡ツール「Mydodes」
https://www.mydodes.com/
今回は、「Mydodes」の普及をリリース当初から現場の第一線で支えてきたアルフレッサ(株)医薬営業統括本部 東海営業本部 愛知第一営業部 名古屋西支店 営業1課の林 留奈さんをご紹介します。SA※3からMSへと20年間で誠実に自らの道を切り拓いてきた林さん。いかにして、多忙な医療現場を支える情報をきめ細やかに提供し、信頼を積み重ねてきたのか、これまでの取り組みを伺いました。
- ※3 SA:Sales Assistantの略。医薬品等の配送を担う専門職
SAからMSへ、未経験から一歩ずつ積み上げた20年
林さんがSAとしてアルフレッサ(株)に入社したのは、2005年4月のことでした。前職は資材メーカーで経理を担当しており、医療業界もSAの業務も未知の世界でした。10年間のSA経験を通じて、地域医療を支えるために必要な医薬品を必要な場所にタイムリーに届ける重要性を認識。その後、MSとして新たなキャリアへと一歩踏み出すこととなります。
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「迷った末に、一歩踏み出すことを決めました」と当時を振り返る林さん
当初は未経験のMSの業務に戸惑いもありましたが、「自分の可能性を広げ、ステップアップしたい」という思いが、決断の大きな後押しとなりました。「やるかやらないか迷った末に、一歩踏み出すことを決めました」と、当時の心境を振り返ります。女性のSAからMSへの異動は当時このエリアでは珍しく、手探りながらも誠実に新しい仕事と向き合うことで、着実に実務経験を重ねていきました。現在は、名古屋市内のクリニックや調剤薬局を担当しています。医薬品等の安定供給という責務を果たしながら、「現場の医療情報の交通整理を担うMS」と自称し、「Mydodes」を活用したWeb面会やチャットによるメッセージのやり取りにより、製薬企業のコンテンツ等の提供で、地域医療を下支えしています。
相談で醸成される名古屋西支店の「和を大切にし、互いに支え合う」組織文化
名古屋西支店には19名のMSが所属し、うち6名が女性です。年齢や経験を問わず意見が交わせる環境で、林さんは若手社員から真っ先に相談される存在となっています。
「私の休暇中に、支店内で私のことを話題に出して『今日はお母さん休みなんだ』と話していたそうで、それを聞いた時は、思わず笑ってしまいました。新入社員となると自分の子どもたちと年齢が変わりません。人生経験の面では、本当の子どものように感じているところもありますが、そうした存在として受け止めてもらえるくらい、気兼ねなく何でも話せる関係でいられるのは嬉しいものです」と、林さん。若手の成長を自然体で見守るその姿勢が、いざという時の相談のしやすさにもつながっています。女子会の開催を後押しするなど、メンバー同士の親睦を深めることに力を入れている名古屋西支店 支店長 藤田 厚実さんの取り組みのおかげもあり、名古屋西支店では「和を大切にし、互いに支え合う」組織文化が着実に醸成されています。
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メンバー同士で親睦を深めることに力を入れている名古屋西支店
メンバーとの接し方について林さんは、「特別なことをしているつもりはありません。相談を受けた時も、私では全て答えられないこともあるので、そんな時は『よし、一緒に(教えてくれる人に)聞きに行こう』と声をかけるようにしています。MSになった当初、私も上司に何度も助けてもらいました。今度は自分が、若手に『安心』を与えられる存在になれればと思っています。助け合いのバトンです」と、かつての自身に重ね合わせて語ります。相手を否定せず、常に同じ目線で解決の糸口を探る。このような相談にのる姿勢が若手の挑戦を後押しし、支店に活気をもたらしています。
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名古屋西支店 営業1課の活気あるメンバー(左が林さん)
医師の情報入手の負担を軽減する「Mydodes」の活用
林さんの業務に欠かせないツールが「Mydodes」です。導入当初から積極的に活用してきた背景には、多忙な医師に情報入手の負担をかけず、必要な情報をタイムリーに提供するという課題認識がありました。訪問だけでは対応しきれない場面でも、「Mydodes」は資料共有や確認をスムーズにし、医師が短時間で必要な情報にアクセスできる環境を整えてくれます。林さんは「Mydodes」を単なる連絡手段を超えて、現場の医療情報の「交通整理」を担うツールと位置付けています。社内の医療機器販売担当者とも連携し、製薬企業のMRと医師がスムーズに必要な情報に辿りつける状態をつくること。それこそが、間に立ってマーケティングの役割を果たすMSの業務を支える基盤であり、「Mydodes」が“欠かせない存在”となっている理由です。
WEB面談機能を活用し「Mydodes」の利用を促進
「Mydodes」の導入は医師とのコミュニケーションの質を大きく変えました。例えば、チャット機能を用いたスピード感のある情報提供です。薬剤情報を求めている医師に対し、次回の訪問を待つことなく即座に資料をセキュアに送信する。こうした「今、知りたい」というニーズに確実に応える誠実さが、これまで以上に厚い信頼へとつながっています。「『Mydodes』を通じ、訪問だけでは難しかったきめ細やかな対応が可能になりました。セキュリティ面でも安全で、かつスピーディに資料をやり取りできるプラットフォームがあるからこそ、医師の先生方にも、製薬企業のMRの方々にも安心して使っていただけると感じています」と、林さんは語ります。
また、医師とMRをつなぐために、林さんは「Mydodes」のWEB面談機能も有効に活用しています。「賛同してくださる製薬企業様も増えていて、新たに登録してくださったMRの方を、私がお世話になっている医師の先生にご紹介する機会としてWEB面談を行っています。ツールをご提案するだけでなく、より使いやすい環境を整えています。具体的には、面談前に医師のご専門領域や近年の研究テーマを簡潔に共有することで、MRの方が情報提供の準備をしやすいように配慮しています。また、事前の操作説明を行い、通信状況を確認する接続チェックも実施することで、初めてお使いになられる方でも安心して使っていただけています。こうした取り組みを通じて、医師とMR双方にとって円滑で有意義な対話の機会となるよう努めています」
「実はデジタルはあまり得意ではないんです」と明かす林さんですが、「だからこそ、現場の医師にとって負担にならない方法を最優先に考えました。異業種からこの世界に飛び込み、情報の整理とわかりやすさの重要性を痛感してきました。多忙な医師の先生方の手を止めることなく、今、必要な情報を過不足なく提示する。そのための最適なツールとして『Mydodes』を活用していただきたいと思っています」と続けます。
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「Mydodes」を活用し、医薬品等の安定供給を支える林さん
「人は大きく己は小さく、腹は立てず、心は丸く、気は長く」
「Mydodes」という新しいツールを抵抗なく使いこなし、情報の価値や対話の質を高めていく。こうした変化を前向きに受け入れるしなやかさは、林さんが大切にしている「心の持ちよう」とも深く結びついています。「大切にしているのは、中学生時代に覚えた『人は大きく己は小さく、腹は立てず、心は丸く、気は長く』という言葉です。当時は文字の書き方で意味が表されているのが単に面白く感じたのですが、大人になり、この言葉の意味が実感できるようになりました。自分を大きく見せず、相手を丸い心で受け止めることを、常に心に留めています」
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目の届くところに飾られている林さん直筆の「人は大きく己は小さく、腹は立てず、心は丸く、気は長く」という言葉
また、林さんは日頃から仕事とプライベートの切り替えを大切にしています。「最近は、馴染みのお店で親しくなった仲間に誘われて社会人バンドに参加しています。『大人の部活動』に熱中しています」と、楽しそうに話します。リフレッシュ休暇などの制度も積極的に活用しており、「思い切りプライベートを楽しんで充電する。そのメリハリがあるからこそ、職場では常に新鮮な気持ちで100%の力で課題に向き合えます」と語ります。
地域医療のため、名古屋西支店の未来のための2つの挑戦
アルフレッサ(株)での20年間、林さんは目の前の仕事に丁寧に向き合いながら、自分らしい働き方を少しずつ形にしてきました。これまで培ってきた経験と公私の充実から生まれる前向きな姿勢は今、自身の成長という枠を超え、地域医療や支店の未来をより良くするための新たな挑戦へと向けられています。
現在、林さんが自らに課している挑戦は2つあります。一つは、自身がかつて上司から受け取った「助け合いのバトン」を引き継ぎ、支店全体に自然と息づく組織文化として根付かせること。「誰もが気兼ねなく相談し、支え合え、若手がのびのび成長できる環境を、これからも守っていきたい」と、林さんは語ります。
もう一つの挑戦は、「Mydodes」を軸としたデジタル活用のさらなる深化です。2025年10月に、DX推進の旗振り役である「デジタルリーダー」に任命されました。名古屋西支店内でのデジタルツール啓蒙活動を担当し、本社から届く「Mydodes」をはじめとするDX施策に関する最新情報を、社内の医療機器販売担当者、製薬企業のMRといった、社内外の垣根を越えたパートナーの方々に向けても発信を行っています。林さんは「アルフレッサなら、必要な情報がスッと届くという安心感をパートナーの皆様に感じてもらえる体制を支店に広げていきたい」と話します。
「特別なことは何もしていません。ただ、目の前の相手に対して誠実でありたい、お待たせしたくないという一心で動いてきただけ」と林さんは穏やかに語ります。そうした「心の持ちよう」こそが、医療現場を支える確かな力になっています。
すべての人の健康を願い、目の前の医師お一人おひとりに情報を確実にお届けする
「私が日々の業務に丁寧に取り組むことで、先生の負担を減らし、その先にいる患者様が笑顔になっている。そう思うと、どの業務もおろそかにはできません。グループ理念の『すべての人に、いきいきとした生活を創造しお届けします』という思いは、まず医師の先生方に必要とする情報を過不足なく確実にお届けすることから始まると考えています。引き続き『Mydodes』を活用しながら、これからも『林さんに相談してよかった』と言っていただけるような存在を目指していきたいです」と、未来への展望を語ってくれました。
名古屋西支店 支店長 藤田さんのコメント
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アルフレッサ(株) 医薬営業統括本部 東海営業本部 愛知第一営業部
名古屋西支店 支店長 藤田 厚実さん -
未経験から一歩ずつ挑戦を重ねてきた留奈さんの努力は、営業の原動力になっていると強く感じています。成果も素晴らしいですが、それ以上に「先生の負担を減らし、その先にいる患者様が笑顔になる」という想いを大切にしている姿勢は、とても素晴らしいです。そうした姿勢が地域医療への信頼向上につながり、支店としての存在感を高めてくれています。
これからも自分のペースを大切にしつつ、名古屋西支店の未来のために、助け合いの文化を次の世代へつないでいってくれること、そして「Mydodes」を中心にデジタル活用のさらなる深化に挑戦してくれることを期待しています。若手を包み込む存在として、そして「Mydodes」で地域医療に貢献しようとする留奈さんを、これからも全力で応援していきます。
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「Mydodes」で地域医療に貢献していくと語る林さん