お客様・お取引先様のために

お客様のために 基本的な考え方

アルフレッサグループは、すべてのお客様が安心して医薬品をご使用いただけるよう、製品サービスの安定供給と安全性の確保に努め、適切な情報提供を行っています。また、公正かつ透明な競争による適正な取引を通じてお客様の信頼を獲得し、良好な関係の維持に努めています。

アルフレッサグループ統一品質方針

アルフレッサグループは、医薬品等の導入・開発、製造から物流・販売、市販後調査・ラストワンマイルに至るまで、医薬品等のサプライチェーン全体に関わる企業グループとして、すべての事業に共通する品質の考え方を明確にするため、「アルフレッサグループ統一品質方針」を制定しています。本方針に基づき、安心・安全で高品質な製品・サービスの提供、法令遵守と徹底した品質管理、および継続的な改善に取り組んでいます。

アルフレッサグループ調達方針

アルフレッサグループは、サプライチェーン全体におけるサステナビリティへの取り組みを推進し、責任ある調達を実現するための基本方針を示すものとして「アルフレッサグループ調達方針」を制定しています。

医薬品の安定供給に向けて

医薬品アクセスを改善するために

アルフレッサグループは、医薬品を必要とするすべての人々に、必要な医薬品を確実に届けるため、事業活動を通じてその実現に取り組んでいます。平常時・災害時を問わず医薬品供給を支える」という考え方に基づき、ドローンを活用した医療機関への医薬品等の配送など、医薬品アクセスに関する課題解決に取り組んでいます。海外では中国、ベトナムを中心に、現地での安定的な医薬品供給などの医薬品アクセスの向上を目指し、日本の医療関連製品の卸売事業や、現地での新規開業を目指す日本のお客様への支援を行っています。アルフレッサグループは、「すべての人に、いきいきとした生活を創造しお届けする」ことを目指し、グループ全体で取り組んでいます。

社会課題としての「ドラッグ・ラグ/ロス」への対応(医薬品入手の改善)

海外で承認・使用されている医薬品が国内で利用可能となるまでに時間を要する「ドラッグ・ラグ」や、上市されず使用できない「ドラッグ・ロス」が課題となっています。その背景には、海外の新興バイオ医薬品企業にとって、日本特有の制度対応の難しさや日本の医薬品市場の情報の不足、ならびに日本国内における体制構築やパートナー選定に伴う負担などの参入障壁が存在すると考えられます。
こうした課題に対し、当社グループは、医薬品等の導入・開発・承認申請、製造から、物流・販売、市販後調査・ラストワンマイルまでをグループ一体となって提供するトータルサプライチェーンサービス「TSCS」の進化拡大に取り組んでいます。当社グループならびにパートナー企業が保有する様々な機能を有機的に一体活用することで、シームレスなサプライチェーンを確立しています。
また、TSCSの機能を活用し、海外の新興バイオ医薬品企業等が、日本へ参入する際の障壁を取り除き、日本市場への参入を包括的に支援するプラットフォーム「PATH-Solution」のサービス提供を開始しました。これは、日本市場への参入検討から承認の段階、そして上市後の流通の段階までを一気通貫で伴走支援します。これにより、スピーディーな市場参入を実現するとともに、医薬品の安定供給および製品の品質・安全性の確保された流通の実現を目指します。
さらに当社グループは、「PATH-Solution」のサービス提供に加え、再生医療等製品において開発支援機能・製造機能・流通機能を融合した「CDMDO※1」を通じた「再生医療TSCS」の強化、ならびに低薬価のバイオ後続品である「バイオシミラー」の安定供給体制強化にも取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、「ドラッグ・ラグ/ロス」の解消に貢献することを目指しています。

※1 CDMDO(Contract Development, Manufacturing, and Distribution Organization):開発支援・製造機能と流通機能を融合させた新たな事業モデルであり、再生医療トータルサプライチェーンサービス(TSCS)の中核を担う。

社会インフラとしての安定供給(地域間における医薬品アクセスの格差や、有事発生時の医薬品供給継続力の格差解消)

人口減少や高齢化等に伴う労働力不足への対応や、過疎地域等における物流網サービスの持続可能性維持といった社会課題の解決に向け、当社グループは、自治体と連携しドローンを活用した医薬品等の配送の社会実装に向けた準備を進めています。
また、生命関連商品を扱う社会インフラ企業として、平時はもちろん、有事においても医薬品等のサプライチェーンを支え続ける必要があると考えています。
この考えのもと、大規模災害やパンデミックの発生に備え、BCP※2の強化に取り組んできました。具体的には、医療用医薬品等卸売事業を担うグループ各社において、グループ内での相互補完を前提とした被災時の支援体制を確立しており、特定エリアの物流センターや支店が被災しても、他の拠点が補完することで、医薬品供給を継続できる体制を全国規模で整えています。
今後も、これらの取り組みを通じて継続的に、有事を含む地域の医療提供体制を医薬品供給の面から下支えするとともに、物流網や供給体制の違いによって生じる地域間の医療アクセスの差の解消に向け、改善に取り組んでいきます。

※2 BCP(Business Continuity Plan/事業継続計画):自然災害や事故等の緊急事態が発生した場合においても、重要な事業を継続または早期に復旧させるための計画。

国際社会課題としての医薬品アクセス向上(新興国・途上国における供給体制の構築)

当社グループは、日本国内における医薬品の安定供給に加え、東南アジアを中心とする一部の新興国・途上国において、医薬品等へのアクセス向上を重要な社会課題の一つと捉え、事業活動を通じてその解決に取り組んでいます。
ベトナムでは、2013年に現地企業CONG TY CO PHAN DUOC PHAM TRUNG UONG CODUPHA(Codupha)と合弁会社Alfresa Codupha Healthcare Vietnam Co., Ltd.(Alcopha)を設立し、日本企業から輸入した医療機器・医療材料等を、Coduphaのベトナム全土にわたる販売ネットワークを通じて医療機関や薬局へ供給してまいりました。また、「25–27 中期経営計画 Vision2032 Stage2」において掲げる海外事業戦略「アジア事業の進化」のもと、ベトナム市場における医療用医薬品に関する事業開発を推進しています。加えて、ベトナムにおいて医療用医薬品等の輸入販売事業許可を有する日越メディカルブリッジ投資有限会社(VJMB)への資本参加を通じ、これまでに構築した販売ネットワークや医療機関・医師とのパートナーシップを活かし、医療機器・医療材料から医療用医薬品まで、現地の医療ニーズに合致したヘルスケア関連製品を総合的に取り扱う事業体制の構築を進めています。
一方、カンボジアおよびラオスにおいては、医薬品の登録、輸入、流通、販売・マーケティングを一体で担うフルエージェンシー型の医療用医薬品等の卸売事業を展開するAI KEN PHARMA ASIA PACIFIC HOLDINGS PTE. LTD. との基本合意に基づき、医療用医薬品を中心とした共同事業開発および資本業務提携に向けた協議を開始しました。海外事業で培った知見を活かし、フルエージェンシー事業の構築を進めることで、東南アジア地域における医療用医薬品の安定的な供給体制の強化と、現地医療の質向上を目指しています。
これらの取り組みを通じ、当社グループは、医薬品の流通基盤や供給体制が十分に整備されていない国や地域においても、安全で適切な医薬品等を医療現場へ届ける体制づくりに取り組んでいます。今後も、日本国内で培ってきた医療用医薬品等卸売事業の知見とサプライチェーン機能を活かし、新興国・途上国における医薬品アクセスの改善に、事業活動を通じて貢献していきます。

【TSCSについて】
【「PATH-Solution」について】
【新興国・途上国での取り組みについて】
【課題取組事例】
【参考資料】

医療用医薬品流通における品質管理

医薬品を求める医療現場へ、商品の品質を保ちながら間違いなくお届けするため、医薬品流通における品質管理を徹底しています。すべての医薬品はその特性に応じ保管場所が分けられ、適正な温度管理のもと保管するとともに、最新鋭の物流設備などにより誤出庫を防止し、確実な納品を行っています。物流センターなどでは改善活動を通じて商品出庫のさらなる効率化や精度向上、商品の品質保持のためのPDCAを回しています。またロット管理により確かなトレーサビリティを実現しています。

高度温度管理物流

保冷品の輸配送ツールである「alf-GDP-®Shipper」と「alf-GDP-®Container」を使用することにより、医薬品の適正流通(GDP)ガイドラインで求められる厳密な温度管理を可能にし、季節を問わずより高品質な輸配送を実現しています。

  • alf-GDP-®Container
  • alf-GDP-®Shipper

関連するESGデータはこちらをご覧ください。(ESGデータ集)

品質管理基準の国際規格取得

医療用医薬品等卸売事業のロジスティクス部門では、流通品質強化の一環として、品質マネジメントシステムに関する国際規格ISO9001の認証取得をグループ全体で推進しています。また、アルフレッサ メディカルサービス株式会社では、医療機関における医療材料や医薬品の一元的な物流管理を担うSPD事業においてISO9001認証を取得しております。
医薬品等製造事業においては、高品質の医薬品・診断薬・医療機器を安定的に製造・提供するために、GMP(医薬品等の製造管理および品質管理の基準)やISO9001、ISO13485、医療機器QMS省令(医療機器等の製造管理および品質管理の基準に関する省令)、CEマーキング(製品が欧州連合の安全規格に適合しているかを示すマーク)など、様々な法令や国際規約を遵守しています。また、製造販売する医薬品原薬(API)や他の製薬企業からの受託製造品においても、徹底した品質管理を実施しています。

※ SPD(Supply Processing & Distribution):病院内物流の受託事業

品質管理基準の国際規格取得

ISO9001

(製品およびサービスにおける品質マネジメントシステムに関する国際規格)

(ロジスティクス部門)
アルフレッサ株式会社 ロジスティクス本部 ロジスティクス業務部
アルフレッサ株式会社 ロジスティクス本部 ロジスティクス業務部 埼玉物流センター
アルフレッサ株式会社 ロジスティクス本部 ロジスティクス業務部 愛知物流センター
アルフレッサ株式会社 ロジスティクス本部 ロジスティクス業務部 大阪物流センター
アルフレッサ株式会社 ロジスティクス本部 ロジスティクス業務部 つくば物流センター
アルフレッサ株式会社 ロジスティクス本部 ロジスティクス業務部 神奈川物流センター
アルフレッサ株式会社 ロジスティクス本部 ロジスティクス業務部 静岡物流センター
アルフレッサ株式会社 ロジスティクス本部 ロジスティクス業務部 福岡物流センター
四国アルフレッサ株式会社 ロジスティクス業務部 四国物流センター
ティーエスアルフレッサ株式会社 ロジスティクス本部 品質管理部
ティーエスアルフレッサ株式会社 ロジスティクス本部 尾道物流センター
明祥株式会社
株式会社琉薬
東北アルフレッサ株式会社 ロジスティクス本部
東北アルフレッサ株式会社 郡山物流センター
エーエル プラス株式会社 ロジスティクス企画業務部
エーエル プラス株式会社 つくば事業所
エス・エム・ディ株式会社
(SPD事業)
アルフレッサ メディカルサービス株式会社
(医薬品等製造事業)
アルフレッサ ファーマ株式会社 千葉工場

ISO13485

(医療機器における品質マネジメントシステムに関する国際規格)

アルフレッサ ファーマ株式会社 千葉工場
アルフレッサ ファーマ株式会社 岡山製薬工場
アルフレッサ ファーマ株式会社 茨木リサーチセンター

(注)2026年3月末現在

医薬品等製造事業における品質保証のための体制

グループの製造事業各社において、研究・開発・生産・製造販売後の製品ライフサイクル全般にわたって信頼性を保証する体制を構築しています。

■信頼性保証体制 [アルフレッサ ファーマ株式会社]

グループ各社では安全と品質のマネジメントを徹底しています。医薬品などでの製品回収については、WEBサイトで情報を公開するなど、適切に対応しています。

アルフレッサファーマ株式会社

関連するESGデータはこちらをご覧ください。(ESGデータ集)

お客様満足度向上の取り組み

医薬品の責任ある情報提供活動またはマーケティング

当社グループでは、医療用医薬品の販売情報提供活動について、各種規制要件や社内規程を遵守することが重要であると認識しており、厚生労働省が制定した「医療用医薬品の販売情報提供活動に関するガイドライン」(以下、ガイドライン)に基づき、適正な販売情報提供活動を推進しています。医薬品等製造事業を展開するアルフレッサ ファーマ株式会社の管理本部では、厚生労働省のガイドラインおよび日本製薬工業協会が定める「製薬協コード・オブ・プラクティス」に則り、販売情報提供活動の資材等を審査・承認する体制を構築しています。
この体制は販売情報提供活動の担当部門から独立しており、法務、薬事、安全性、コンプライアンス等に関する部門で構成しています。販売情報提供活動に使用する資材等は、科学的・客観的な根拠に基づいた正確な情報であるか、関連する規制や社内規程等を遵守しているかについて、厳正な審査、承認を行っています。
販売情報提供活動の担当者は、社内審査において適切と認められた資材等に沿って、科学的・客観的な根拠に裏付けられた正確な情報をもとに、販売情報提供活動を行っています。なお、販売情報提供活動の担当者には、年2回の定期的な教育研修等を実施しています。

責任あるプロモーション

医薬品や医療機器が適正に使用されるよう、MR(メディカル・リプレゼンタティブ)やMS(マーケティング・スペシャリスト)、調剤薬局を通じて情報提供を行っています。
当社グループはプロモーション活動に関して、グループ理念に基づき行動し、コンプライアンスを徹底し、高い倫理観を持って取り組んでいます。
医療用医薬品等卸売事業では、お客様とお取引先様をつなぐ懸け橋として、お客様へ医療制度に関する最新の情報提供を行うとともに、医薬品の効果や副作用、患者様の声などをお聞きし、これらの情報をお取引先様へとお伝えすることで医療に貢献しています。

カスタマーサポート

当社グループは、医療の最前線にいるお客様に対し、医療や医薬品に関する各種最新情報の提供をはじめ、IT活用・経営支援、在庫管理など様々な面からのサポートを行っています。
ITを活用したサポートとしては、在庫管理、受発注業務の効率化などをサポートする機能や各種情報提供機能を備えたシステムを多数取り揃え、お客様の多様なニーズにお応えしています。

提供システムサポート例

  • 医療用医薬品等卸売事業
    • alf-web
      • 医療機関向け総合サービスサイト
      • 医療情報および医業経営情報提供
      • WEBオンライン発注機能
    • SAFE-DI
      • 医薬品情報提供サービスサイト
  • セルフメディケーション卸売事業
    • alf-net
      • オンライン発注
      • 商品/販促情報/営業情報

各種イベントへの出展・自社開催

医療関係者や卸売事業者、ドラッグストアなどの方々向けのイベントに出展したり、自社で開催したりしています。イベントには多数の皆様にご来場いただき、当社の商品やサービスを広く知っていただく貴重な機会となっています。また、お客様と直接交流できる大切な場となっています。
イベント出展や開催を通じてお客様との一層の信頼関係づくりと当社グループとしての価値提供に努めています。

詳細はこちらをご覧ください。(ステークホルダーコミュニケーション)

アルフレッサ ヘルスケア株式会社は「ライフサポートフェア」を定期的に開催

顧客情報の適切な管理と教育

当社グループは、個人情報を保護することが事業活動における重要な社会的責務であると認識し、以下のアルフレッサグループ・プライバシーポリシーに基づいて個人情報の保護に努めています。

「情報管理の取り組み」の詳細はこちらをご覧ください。

「個人情報の取り扱い」の詳細はこちらをご覧ください。

アルフレッサ ホールディングス株式会社では嘱託・派遣社員を含む全社員に対し、情報セキュリティに関する研修を年1回実施し、近時の情報漏洩事例からその対策や注意点を学ぶなど、適切な情報管理に取り組んでいます。
また、当社グループでは情報セキュリティ運用ルールの遵守状況確認のため、年2回全社員へアンケート調査を行い、情報セキュリティ事故の未然防止に努めています。

お取引先様のために 基本的な考え方

アルフレッサグループは、事業を運営していくすべてのお取引先様をグループ理念実現に向けたパートナーであると捉え、時代の変化や社会からの新たな要請にともに応えることをめざしています。また、そのためにも、グループ一体となって公正な取引・競争を徹底しています。

アルフレッサグループのサプライチェーン

当社グループは事業セグメントごとに最適化された調達体制を整備し、多種多様な原材料、製品を適切に調達しています。

詳細はこちらをご覧ください。(事業紹介)

アルフレッサグループ 調達ガイドライン

当社グループ事業のサプライチェーンに関わるすべてのサプライヤー様に守っていただきたい原則を定めた「調達ガイドライン」を制定し、アルフレッサグループのサプライチェーンに関わる皆様との取り組みを進めてまいります。

お取引先様とのコミュニケーション

当社グループの事業の方向性などをご理解いただき、ともに力を合わせて取り組みを推進するため、グループ各社ではお取引先様と営業方針の擦り合わせなどの定期的な会合を設けています。
また、グループ各社がお取引先様を対象とした決算説明会なども開催しています。このような場を開催することで、お取引先様と円滑なコミュニケーションを図っています。

公平な調達のための社内教育

当社グループではコンプライアンスハンドブックで「業務委託時の優越的地位濫用の禁止」の指針を示し、委託事業者として取適法の定める義務を守り、禁止行為をしないことを啓発しています。