
重責の中にあっても、
次につながる改善を
管理薬剤師として、麻薬・覚醒剤原料の受払といった薬事、薬剤の品質管理、市販後の薬剤の調査、社内研修まで幅広い業務を担当しています。なかでも麻薬の扱いについては慎重で、薬剤の入庫・出庫、管理の際にはダブルチェック、トリプルチェックが必須。そして麻薬の場合、管轄機関への手続きなどの関係で急な入手が難しいため、在庫調整にも細心の注意が必要です。社内のMS職とコミュニケーションを密に取り、共有された情報をもとに必要数を予測し、在庫管理を行っています。
任されている一連の業務の中で、最近特に力を入れているのは薬剤の品質管理です。さらに効率良く、正確性の高い管理プロセスや業務改善策を見つけては、上長に提案しています。従来の業務フローを変えていくには、いったん試験的に新しいやり方を取り入れて、問題がなければ正式に導入するという手順を踏みます。多少時間はかかりますが、これは安全性を保つために必要なこと。その結果、業務の流れが良くなれば、スタッフ全員が気持ちよく働けるようになりますし、何より医療現場から寄せられる当社への信頼向上にもつながります。それだけに、常に現状業務を観察することに努めています。
入社して実現できた
「家でも職場でも元気に楽しく」
職場には既婚者も多いので、子どもが急に熱を出し早退するときなどのフォローもしっかりしています。「子どもって、そうだよね」と実感していらっしゃる方が多く、快く送り出してくれるのは嬉しいし、ありがたいです。おかげで以前より格段にワークライフバランスが良好になり、子どもの笑顔が増えたのは親として喜ばしい変化でした。
ただ、職場でのチームワークがしっかりしていないと、これらメリットは生まれないと感じています。ちなみに現在勤務している支店に管理薬剤師は私一人ですが、薬剤についての不明点があったり、困ったことがあれば他支店の方に連絡して助けてもらえる。だからこそ「一人で全業務に責任をもたなければならない」プレッシャーがなく、それが良い意味で日々の仕事をやりやすくし、また、私のもつ力を存分に発揮させてくれているのだと思います。

一歩踏み出せば、
きっと人生も変わるはず
最近は業務についてさらに深く理解するため、医療知識を身につけていくことを目標に据えています。これは、私自身の成長の一つの表れ、あるいは転職したからこそ見つけられた新しいチャレンジかもしれません。幸い会社も個々の社員も、積極的に他者をフォローする雰囲気がありますから、「今までの自分をもっと進化させたい」と望む方にとってはこれ以上ない環境です。
私は前職で11年の経験を積みました。それでも新しいことに向き合ってみたい思いがあったから、転職に踏み切りました。チャレンジに遅すぎることはありません。そしてその一歩は、大きく人生を変える可能性をもっていると痛感しているところです。

転職理由と
入社の決め手
夫が転勤族だったことと、子どもが小さかったことから、働く際はパート勤務に限られていました。しかし子どもの幼稚園入園などをきっかけに、働き方を変えようと決心。前職にもやりがいを感じていましたが、自身のさらなるスキルアップを考えました。当社なら患者様と接する臨床での経験を活かしつつ様々なチャレンジができ、自分の仕事の幅が広げられそうと感じて入社を決めました。
入社後に経験した
いい話
入社してまもない頃、上長不在の中、薬剤の保冷庫が故障してしまいました。幸い、勉強のためにと事前にマニュアルや緊急時対応の見直しを行なっていたことと、周囲のスタッフが総出で手を貸してくれたことで落ち着いて対応することができました。保管されていた薬剤も無事で、まさに「事前確認の大切さ」と「当社のチームワーク」を実感できた出来事でした。



