調達ガイドライン

アルフレッサグループ調達ガイドライン

アルフレッサグループ(以下、当社グループ)は、グループ理念にある「私たちの思い」とサステナビリティ基本方針に「すべての人に、いきいきとした生活を創造しお届けします」を掲げています。この実現には、環境、社会、ガバナンスの各分野を包括したサステナビリティへの取り組みをサプライチェーン全体で果たしていくことが不可欠であると考えています。そのような考え方から、当社グループは「アルフレッサグループ 調達ガイドライン(以下、当ガイドライン)」を制定しました。当ガイドラインは、当社グループ事業のサプライチェーンに関わるすべてのサプライヤー様に守っていただきたい原則を定めたものです。サプライヤー様には当ガイドラインにご賛同をいただき、ご協力賜りますようよろしくお願い申し上げます。

1. 法令遵守と国際規範の尊重

事業を行う国・地域に適用される法令・規則を遵守します。また、国連「国際人権章典」、国際労働機関(ILO)「労働における基本的原則及び権利に関するILO宣言」、国連「ビジネスと人権に関する指導原則」、OECD「多国籍企業行動指針」、国連「グローバル・コンパクト」などの国際規範に則り、国際社会から信頼される良識ある調達活動を行います。

2. 人権尊重および労働安全衛生

2-1. 非人道的な扱いの禁止

すべての人の人権が尊重され、暴力、ハラスメント、差別、偏見等の非人道的な扱いが起こらないようにします。

2-2. 労働時間への配慮

従業員の労働時間・休日を管理し、法規制が定める労働時間の上限を遵守します。

2-3. 適切な賃金

従業員が生活に必要なものを十分に賄うことのできる水準の賃金の支払いに配慮します。

2-4. 児童労働の禁止、若年労働者への配慮

法規制が定める、最低就業年齢に満たない児童の労働および若年労働者の深夜勤務や危険業務への従事をさせません。

2-5. 強制的な労働の禁止

従業員本人の意思に沿わない強制的な労働、拘束による労働をさせません。

2-6. 結社の自由、団体交渉権

労働環境や賃金水準等の労使間協議を実現する従業員の団結権を確保します。

2-7. 労働安全衛生

業務上の安全に対するリスクを特定・評価し、適切な安全対策と労働者への指導を行います。また、労働者が心身ともに健康で業務に従事できるように、適切な健康管理と職場環境の整備を行います。

2-8. 緊急時への備え

大規模な災害等の緊急事態に備え、その発生の可能性、被害の状況を想定し、従業員の安全が十分に確保できるように、必要な設備等の設置や、災害時に従業員が適切な行動がとれるように教育・訓練を行います。

2-9. 紛争鉱物の調達の禁止

人権を脅かす紛争鉱物(※)の調達を行いません。

※ 紛争鉱物とは、紛争により人権侵害や環境破壊が引き起こされている地域において産出され、その武装勢力やテロ組織の資金源になる可能性のある鉱物のこと

3. 製品・商品やサービスの品質、安全性、コスト、供給

3-1. 製品・商品やサービスの品質の確保

製品・商品やサービスの安全性や品質に関して管理体制を構築し、法規制に準拠するとともに顧客要求事項を満たした品質を確保します。

3-2. 製品・商品やサービスの安全性の確保

製品・商品やサービスが法規制で定められている安全基準を満たし、十分な安全性を確保した製品・商品やサービスの提供を行います。

3-3. 製品・商品やサービスの適切な価格と安定供給

顧客やユーザーが必要な時に必要な量を購入できる、またはサービスを受けられるようにするために、製品・商品やサービスを適切な価格で、安定かつ継続的に供給または提供を行います。

3-4. 正確な製品・商品やサービスの情報提供

製品・商品やサービスに関して顧客やユーザーが知っておくべき情報を、適時に、正確に誤解を与えないように提供し、管理を行います。

4. 公正な取引

4-1. 公正な取引の遂行

買い手、売り手の立場に関わらず、相互に尊重しあうパートナーとして対等な関係を保ち、法規制に定める公正な取引を行います。

4-2. 不当・不適切な利益供与および受領の禁止

賄賂その他の不当・不適切な利益供与および受領を伴う取引を行いません。

5. 適切な情報管理

5-1. 調達に関わる情報の漏洩防止

当社グループの調達活動に関わる情報について、秘密情報の漏洩、情報の改ざん、滅失、毀損等が起こらないよう管理を行います。

5-2. 情報セキュリティ

コンピュータやインターネット上の脅威に対する十分な防御策の実施と管理を行います。

5-3. 個人情報の漏洩防止

個人情報について、法規制を遵守し、漏洩が起こらないように管理を行います。

6. 環境への配慮

6-1. 温室効果ガスの排出削減

国際的な科学的根拠に沿った温室効果ガス排出量の削減を目指し、継続的な削減活動の実施に努めます。

6-2. 自然環境保全

事業を通じた自然生態系への影響と依存関係を明確にし、自然生態系への負荷の軽減とその再生に取り組みます。

6-3. 大気への排出

有害な物質の大気への排出削減に取り組みます。

6-4. 水の管理

使用する水の水源、使用、排出をモニタリングし、節水に努めます。また、廃水は、法規制に従い適切に監視と処理を行います。

6-5. 資源の有効活用と廃棄物の削減

環境への負荷が少ない原材料や環境対応品の調達に努めます。また、資源の有効活用を図り、廃棄物の削減に取り組みます。

6-6. 有害物質の管理

人体や環境に対して危険をもたらす有害物質は、法規制に従って適切な保管、使用、廃棄を行います。

7. ガバナンス、リスクマネジメントおよび情報開示

7-1. サステナビリティへの取り組みに対するガバナンス体制の構築

サステナビリティの取り組みに関して、企業のトップが監督し、適切に取り組みが推進される体制を構築し、運用を行います。

7-2. サステナビリティに関するリスクマネジメント

サステナビリティに関するリスクの把握を行い、それらに適切に対応を行うための管理のしくみと体制を構築し、運用を行います。

7-3. 適切な情報開示

事業活動、組織構造、財務状況、業績、サステナビリティへの取り組み等に関する情報を当社グループが要請した場合、適宜、適切に開示をします。

8. コンプライアンス相談・通報窓口の設置

法令違反、不正行為、またはその恐れがあった場合に、従業員または関係者が相談・通報できる窓口と体制を整えます。また、相談・通報者の秘密を厳守する等、相談・通報者に不利益が生じないようにします。

制定日:2025年4月28日
アルフレッサ ホールディングス株式会社

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