ソーシャルボンド

ソーシャルボンドの発行

当社は、社会価値創造へ向けて、茨城県つくば市における新たな物流センターおよび群馬県太田市における医薬品製造棟の建設・運営のための資金調達として、ソーシャルボンドを発行いたしました。

本社債の概要

名称 アルフレッサ ホールディングス株式会社第1回無担保社債
(社債間限定同順位特約付)(ソーシャルボンド)
社債の総額 金200億円
各社債の金額 金1億円
利率 年0.827%
償還金額 各社債の金額100円につき金100円
払込期日 2023年12月14日
償還期限 2028年12月14日
利払日 毎年6月14日および12月14日
担保 無担保
財務上の特約 「担保提供制限条項」が付されている
募集の方法 一般募集
財務代理人 株式会社三菱UFJ銀行
振替機関 株式会社証券保管振替機構
主幹事証券会社 大和証券株式会社、
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
資金使途 ソーシャルボンド・フレームワークで定めた適格プロジェクトに係る新規投資に充当されます。

① 茨城県つくば市における物流センターの建設・運営

② 群馬県太田市における医薬品製造棟の建設・運営

取得格付 A+(格付投資情報センター)
ストラクチャリング・エージェント※1 大和証券株式会社

※1 ストラクチャリング・エージェントとは、フレームワークの策定やセカンドオピニオン等の外部評価の取得に関する助言等を通して、SDGs債の発行支援を行う者を指します。

アルフレッサグループ ソーシャルボンド・フレームワーク

当社は本社債の発行にあたり、「ソーシャルボンド原則2023(ICMA)」および「ソーシャルボンドガイドライン2021(金融庁)」に則り、ソーシャルボンド・フレームワークを策定いたしました。

外部評価

株式会社格付投資情報センター(R&I) ソーシャルボンド・フレームワーク評価

ソーシャルボンド レポーティング(2025年9月末時点)

資金充当状況レポーティングおよびインパクトレポーティングについて、以下の通り開示します。

1資金充当状況レポーティング

適格プロジェクト 概要(進捗状況) 充当額 未充当額および充当予定時期
茨城県つくば市における物流センターの建設・設営
(アルフレッサ株式会社)
2024年5月7日から稼働開始 34.4億円 充当完了
群馬県太田市における医薬品製造棟の建設・運営
(アルフレッサ ファーマ株式会社)
2026年1月 建設完了予定
2026年4月 稼働開始予定
101.5億円 2026年4月までに充当完了予定
合計 135.9億円 64.2億円

※充当額については、小数点第二位以下を四捨五入して表示しております。
※未充当額については、現金または現金同等物にて管理することとしております

2インパクトレポーティング

適格プロジェクト アウトプット アウトカム インパクト
茨城県つくば市における物流センターの建設・設営
(アルフレッサ株式会社)
BCP(事業継続計画)対応機能
  • 建物全体に免震構造を採用し、震度6強などの地震の際も、建物への被害を軽微なレベルに抑えることが可能
  • 72時間稼働が可能な大型非常用電源設置
  • 給水・排水が遮断された場合を想定して受水槽設備を設置
  • 物流センターからの医薬品供給対象となる医療機関数:1万軒以上
  • 災害時においても医薬品を安定的に供給可能
平時・災害時を問わず、的確な医療へのアクセスを実現
群馬県太田市における医薬品製造棟の建設・運営
(アルフレッサ ファーマ株式会社)
医薬品製造棟の機能
  • 低分子医薬品の生産能力の増強
  • 新たな低分子棟の建設
  • 医療用医薬品のみならずOTC製剤にも対応する製造機器を揃える
  • 高薬理活性製剤の受託製造体制の整備
  • ハザード物質の高度な封じ込め機能を備えた高薬理活性棟の建設
  • 無菌製剤の検査・包装・試験受託体制の整備
  • 抗体医薬などに代表される無菌製剤の保管のために、無菌状態を保ち製品の品質を確保するクリーンルームとして冷蔵倉庫棟を建設
医薬品製造棟における生産量
  • 低分子医薬品(経口固形剤)の生産能力の増強:年間約20億錠から約36億錠に拡大予定
  • 高薬理活性製剤の受託製造体制の整備:抗がん剤やホルモン製剤などの経口固形剤が最大で年間約4億錠の生産能力を備える予定
  • 無菌製剤の検査・包装・試験受託体制の整備:バイアル、アンプル、シリンジなどの規格について、ラベリング、包装、保管、外観検査を実施可能な体制を整備する予定。冷蔵倉庫棟では、2℃-8℃の保管温度で約160パレットの保管が可能
医療の高度化による健康寿命の延伸

※群馬県太田市における医薬品製造棟の建設:アルフレッサ ファーマ株式会社は群馬工場内に3つの製造棟を建設し、当社グループのトータルサプライチェーンサービスにおける製造機能の強化と拡大を図ります。低分子医薬品の製造能力の増強や、高薬理活性製剤の受託製造および無菌製剤の検査・包装・試験受託への本格参入に向けた体制を整備することで、多様なモダリティの医薬品を医療機関や患者様に「安心」「安全」「誠実」にお届けします。すでに多数の製薬企業様より製造委託に関する問い合わせ等をいただいております。