「お得意先のスタッフになったつもりで考える」
~医療現場の課題解決に挑む医療現場と患者様をつなぐMS~

RT◎インタDSC04806.JPG四国アルフレッサ 高松第一支店 高松一課 担当課長の末澤 賢太さん

四国アルフレッサ株式会社 高松第一支店 高松一課 担当課長(2026年9月現在)の末澤賢太さんは、香川県出身。大学進学を機に京都へ渡り、卒業後はUターン就職で四国アルフレッサへ入社しました。現在は香川県内の大学病院を担当しながら、医療現場と患者様をつなぐMS※としての仕事への思い、そしてこれから目指す姿について聞きました。

※ MS(Marketing Specialist):医薬品の卸業における専門知識を持った営業担当者
 

今のお仕事について教えてください。

四国アルフレッサの高松第一支店 高松一課の担当課長として、香川県内の大学病院を担当しています。MSの仕事は、医薬品をお届けするだけではありません。医療機関が抱える課題を理解し、必要な情報提供やサービスを提案しながら、地域医療を支えることも大切な役割です。大学病院では、医師や薬剤師だけでなく、検査部門や事務部門などさまざまな方とお話しする機会があります。それぞれの立場でどのような課題があるかをお聞きし、それを理解した上で、情報収集し、ソリューションにつながる提案活動もしています。 

仕事をする上で大切にしている考え方は何ですか。

私が一番大切にしているのは、「お得意先のスタッフになったつもりで考える」ということです。自分が病院のスタッフだったらどう考えるだろうか、自分が薬局のスタッフだったら何を求めるだろうかという視点を大切にしています。この考え方は、新人時代に当時の上司から教わり、今でもずっと大切にしています。まず相手の立場を理解する。そこから信頼関係が始まるという考え方です。

◎DSC05138.JPG社内でも自然体で信頼関係を築いている末澤さん。趣味は瀬戸内での素潜り

これまでで印象に残っている経験はありますか。

入社当時は、自分が営業に向いているとは思っていませんでした。人見知りで、人前で話すことも得意ではなかったからです。それでも入社4か月目で現場に出て、先輩方に支えてもらいながら、一つひとつ仕事を覚えていきました。
 特に、印象に残っているのは、その頃に経験した失敗ですね。医療機関からご依頼いただいていた医薬品の手配が出来ていなかったことがありました。当然、厳しくお叱りを受けました。医療機関に必要な医薬品が届かなければ、治療を受ける患者さんに影響が及ぶ可能性があります。「医薬品をお届けすることの責任の重さ」と「その先に患者様がいる」という意識が芽生えました。医薬品の安定供給を通じて、地域医療を支える社会インフラとしての役割を実感できたことは、今も仕事をする上での原点となっています。

キャリアの転機になった出来事を教えてください。

2023年に香川県内の大学病院を担当するようになった時です。大学病院では、診療科や関連部門が多岐にわたり、医薬品等の情報だけでなく、病院全体の体制や運用への理解も求められます。また、多くの医療従事者の方々と関わる中で、より専門性の高い情報提供や提案が必要でした。それまで、自分なりに頑張ってきたつもりでしたが、赴任当初は、正直に言うと、半分挫折したような感覚もありました。 
 このままではいけないと思い、一度自分のやり方を見直しました。大学病院が抱える課題をより深く理解することから始めました。まずは病院担当者との対話を重ね、現場で何に困り、何を求めているのかを丁寧に探っていきました。相手の立場に立って課題を捉えることが、最適な提案への第一歩だと考えたからです。そして、その解決につながる情報を製薬企業や社内の関係部署などから集め、提案につなげていきました。メーカー担当者との関係づくり、お得意先との関係づくり、院内での情報収集。できることをひとつずつ積み重ねていきました。
 今では、病院のご担当者から医薬品以外の相談をいただく機会も増えました。最近では、外来患者様の受診予約システムの導入に関する相談を受け、アルフレッサグループ内外の関係者と連携しながら提案を進め、採用いただきました。病院が抱える課題に対し、アルフレッサグループには医療現場のさまざまな課題に応えるサービスがあり、それらを活用した提案が出来ることは、グループの持つ総合力の強みと感じています。現場の声を聞き、課題を捉え、社内外の知見やサービスを結び付けて提案する。そのそれを担う私たちMSが、グループ総合力を具体的な価値へつなげていることを、成功体験から実感するようになりました。病院のご担当者から医薬品以外の相談をいただけるようになったのも、「お得意先のスタッフになったつもりで考える」という姿勢を大切にしてきた結果かもしれません。

RT◎DSC05239.JPGお得意先の課題解決につながる情報収集や提案活動にも力を注いでいる

仕事観が変わった出来事があったそうですね。

はい。希少疾患に関わる医薬品の流通に携わった経験です。その医薬品は、患者様へお届けするまでの品質管理が特に重要で、多くの関係者と綿密に連携しながら手配を進める必要がありました。医療機関や製薬企業、社内の関係部署と連携し、一つひとつ丁寧に確認を重ねながら、対応しました。無事に患者様へ届けた後、偶然、その希少疾患に関するドキュメンタリー映像を目にしました。そこに映っていたのは、病気と向き合うまだ幼い患者様とご家族の姿でした。病気と向き合いながらも、前向きに未来を語る患者様の姿を見て、自分が届けている医薬品の先には患者様一人ひとりの人生があることを改めて実感しました。私自身も2児の父で子育てに向き合っていることもあり、患者様やご家族の姿に深く心を動かされました。「その先には、患者様がいる」ということを改めて強く意識する出来事で、自分の仕事の意味を改めて考える、大きなきっかけになりました。

RTインタ◎DSC05040.JPGプライベートでは2児の父。医薬品を届ける仕事の意味を改めて考えさせられたと話す末澤さん

これから挑戦したいことを教えてください。

10月から課長となりますが、まずは良いチームをつくりたいと思っています。若手には、失敗を恐れず挑戦してほしいです。私自身、多くの挑戦をさせてもらいながら、成長してきました。「知識が足りないから」、「怒られるかもしれないから」、と一歩踏み出せなかったことも経験しましたが、何もしないことが一番もったいないと思っています。だからこそ、「最後は自分が責任を取るから、やってみよう」と言える上司になりたいと思っています。
 チーム作りでは、製薬企業の担当者が自然と集まるチームを目指しています。知見や情報が集まることで、医療現場の課題により良い形で応えることができます。それが、患者様へ必要な医薬品やサービスを届けることにつながると信じています。患者様のため、地域医療のために、自分自身も成長し続けていきます。

上司から見た末澤さん

●DSC05106 - コピー.JPG営業本部 香川・高知統括部 高松第一支店長 兼 高松事業所長 谷本 満さん


「周囲を巻き込みながら、課題解決に挑戦できる存在」 
 末澤さんは、大学病院を担当するMSとして、お得意先の課題を丁寧に把握し、社内外の関係者と連携しながら解決策の提案につなげています。その原動力は、常に相手の立場に立って考える姿勢です。10月からは課長として新たな一歩を踏み出しますが、持ち前の挑戦する姿勢を生かし、チームを牽引してくれることを期待しています。

RT最後◎DSC05209.JPG地域医療への貢献を胸に、新たに歩みを進める末澤さん