中期経営計画

25–27 中期経営計画 Vision2032 Stage2
~総合力で未来を切り拓く~

当社グループは、2023年に策定した2032年度までの中長期的な事業戦略および財務・資本戦略「アルフレッサグループ中長期ビジョン」において、グループ理念に基づき、健康寿命の延伸、地域医療への貢献、およびヘルスケア・イノベーションなどの社会価値を創造するため、基盤事業強化、成長事業育成、新規事業開発の事業戦略を遂行し、トータルサプライチェーンサービスの強化と拡大を目指しています。今回策定した「25‐27中計」は、「中長期ビジョン」の目標達成に向けた第2ステージであり、確実な利益拡大のための重点投資とコスト最適化により、これまでの取り組みを進化させてまいります。


グループ経営方針

  • 中長期ビジョン達成に向けた第2ステージ『確実な利益拡大のための重点投資とコスト最適化の3年間』

    ※1TSCS:Total Supply Chain Service。トータルサプライチェーンサービス

1TSCS進化拡大のためのグループ総合力発揮

グループの総合力を発揮し、製造から流通まで一気通貫できるTSCSモデルを確立することにより、限定流通品の獲得、CDMO事業の拡大、および安定的なサプライチェーン運営を目指します。

  • TSCSモデルを進化させる

    ※1CRO:Contract Research Organization。臨床開発を支援する組織

    ※2MR:Medical Representative。製薬企業の医薬情報担当者

    ※3CDMO:Contract Development and Manufacturing Organization。医薬品の製造工程の開発から、治験薬や商用製造までを受託するサービス

  • グループ一丸となり、サプライチェーンの全過程におけるサービスを提供

    ※1PMS:Post Marketing Surveillance。医薬品や医療機器が販売された後に行われる品質、有効性および安全性の確保を図るための調査

2成長事業・新規事業への戦略的投資

各事業セグメントにおける成長事業・新規事業に加えて、TSCS、再生医療関連事業、医療周辺事業、海外事業へ戦略的な投資を行います。

  • 持続的成長に向けて新たな収益モデルを構築する

    ※1API:Active Pharmaceutical Ingredient。医薬品の原薬

    ※2SP商品:セルフプリベンション商品

3基盤事業のさらなる競争力強化

グループ価値向上に向けて基盤事業の収益力向上を図ります。

  • グループ価値向上に向けて基盤事業の収益力向上を図る

    ※1GDP:Good Distribution Practice。医薬品の流通過程における品質保証を目的にした基本的な指針

4コストコントロールの徹底

物流費や人件費等の上昇、および毎年薬価改定の環境の中、コストコントロールを徹底します。

  • 毎年薬価改定の環境におけるコストコントロールの徹底

5サステナビリティ経営の推進

グループ理念である「すべての人に、いきいきとした生活を創造しお届けします」の実践を通じて、医療・ヘルスケア領域における社会・環境課題の解決に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献し、持続的な企業価値の向上を目指します。

  • サステナビリティ基本方針については、グループ理念の「私たちの思い」に加え、社会環境課題の解決に取り組み、持続可能な社会と企業価値向上を目指す姿勢をより詳しく表現し、サステナビリティ重要課題も新たに特定

グループ経営指標

売上高
(2027年度)
3兆3,300億円
営業利益額
(2027年度)
435億円
ROE※1
(3年平均)
7%水準
投資計画
(3年間累計)
1,200億円規模
株主還元※2 DOE※32.5%以上、累進配当

※1自己資本利益率

※2自己株式取得は適時適切、機動的に実施

※3DOE(Dividend on Equity):株主資本配当率